ページ

2013年8月23日金曜日

六法分冊のススメ 3 分冊六法民法系に綴じ込んだ法令

以前に書いた,「六法分冊のススメ 2 分冊の目的と分冊の例」の続きです。
今日は「民法系」の分冊にどの法律を入れたかです(反省も含めて)

「民法系」の表紙とインデックス部分は,以下の画像のようになっていました。
ミッキーは外せないのです,笑)












































表紙はともかくとして,インデックス部分を見ると,民法が大きな部分を占めています。
インデックスには,一般社団法人・・法,任意後見・・法,不動産登記法,借地借家法,消費者契約法,民事訴訟法,民事訴訟規則,人事訴訟法,民事執行法,民事保全法が見えています。

これらにインデックスを貼ったのは,素早くその法律までたどり着くためです。
特に分冊をする場合は,途中のページをバッサリ抜いていることがあるため,ページ数からたどることが容易でない場合があります。そんなときには,どこから始まるか,物理的にインデックスを用意しておけば解消できます。

インデックスを普通はずらしてつけるのに,法人と任意後見で重なっているのは,任意後見をつけるつもりがなかったのに,短答で出題されていたから,インデックスを後からつけたためです。こういう過ちはいくつもあります(そして見つける度に可能な限り修整を試みてきました)。



では実際に中を見ていきます。

民法系に入れたのは,順に以下の通りでした。
(インデックスを付けたの法令には○,全く使わなかった法律には×
 参照はしたがインデックスを付けるまでもなかったものは△を付します)

1民法系
01 ○ 民法
02 × 民法施行法
03 ○ 一般社団法人・・法
04 × 公益社団法人・・法
05 ○ 任意後見契約に関する法律
06 ○ 不動産登記法
07 × 仮登記担保契約に関する法律
08 × 電子記録債権法
09 ○ 消費者契約法
10 × 電子消費者契約・・に関する民法の特例に関スル法律
11 △ 利息制限法
12 △ 供託法
13 ○ 借地借家法
14 △ 失火責任・・法
15 △ 製造物責任法
16 △ 自賠法
17 × 戸籍法
18 × 後見登記に関する法律

2民事訴訟法系
01 ○ 民事訴訟法
02 ○ 民事訴訟規則
03 ○ 人事訴訟法
04 △ 非訟事件手続法
05 × 非訟事件手続法(旧条文)
06 × 家事事件手続法
07 × 家事審判法(旧条文)
08 × 民事調停法
09 ○ 民事執行法
10 ○ 民事保全法
でした。

こうしてみると,全く使わなかった法律も分冊六法の中に入れていたことがわかります。
しかし,短答の出題を調査するまでは,どれを削っていいものかは判断がつきませんでした。

ある法律を抜いていたら,製本後にやっぱり使うことがわかったとしても,あとから足すことはできません。そこで,少しくらい使わない法律があってもいいとの判断の下,法令は多めに入れていました。その結果が上記のようになったわけです。


なお,民法と民事訴訟法を同じ分冊にしたのには,その前の年の失敗がありました。短答の民法の問題が,判例六法の民訴の部分から出題されていたり,またその逆もあります。
(例えば,民事訴訟法179条前にある証明責任など)

民法と民訴の連携がとれるよう,平成24年度版使用の今回は同じ本に綴じ込みました。両者を合わせても大した厚さにはならず(これは前の記事参照)厚さも悪くなかったと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。コメント,疑問などお待ちしております〜。(^^)/

0 件のコメント:

コメントを投稿