「君が自分の自然の理性に従って生きるのを何人も妨げはしないであろう。また宇宙の自然の理性に反しては何事も君に起こらないであろう。」 自省録(マルクス・アウレーリウス,第6章 58 岩波文庫版 P.99)
私は自然の一部なのでしょう。自然の摂理に従って生きていればそれでよい。多くを考え,悩むことは,自然に生きる限り不要なのでしょう。
これを受けて,私も自然に振る舞おうと努力しています。なんか矛盾しているような表現ですが(笑)
私が受験中,お世話になった本の1つが自省録です。この本をお風呂で幾度読んだことか。自らの精神の軸を定めるには古典が有益です。
なぜその本が2000年近くにわたって残っているのか。その意味に思いを馳せれば,古典をまずは学んだ上で,自分なりの哲学を持つことができるかが勝負であると考えます。生き方を整えて,受験の内容そのものも準備していきたいものです。
ストイックさを求める受験生には,非常におすすめできる本です。機会があればいくつか書いてみたいと思います。長さの関係で,短いものしか取り上げられないとは思いますが。この記事が,この本を手に取るきっかけになれば幸いです。
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