平成24-26年司法試験受験生が試験で使えそうな記録を残していくブログです。内容は勉強法、心構えなど多岐にわたります。 短答のみ3年連続合格(笑)、平成26年は結果待ちとなったため、短答の記事がどうしても多くなりますが、どうぞご覧になってください。
2013年8月7日水曜日
連続記事 2013年,平成25年受験までの道のり 02
第2回目です。今回のテーマは以下です。
10月 合格した先輩方のご指摘
塩見さん,井垣さん,乾坤さんとの出会い
前回は合格祝賀会まででした。
合格した先輩方のご指摘
合格祝賀会の後,その年の合格者に,再現答案を見てもらいました。
その理由は,自分が気づいていない悪い点を明らかにすること。それと,悪い答案の中でも,まだマシな部分を発見するためでした。
条文選択の誤りとか,基礎的な間違いもありましたが,論述の運び方,最低限論じるためには不要な部分もあえて指摘してもらうようにしました
(思えば,普段から合格者のみなさんはお忙しい中,快く引き受けてくださって,大変ありがたいことでした。)
その年の合格者は,その年の問題を誰よりもよく検討しているはずですから,臆せずにお願いをしてよかったと思っています。もしここでお願いしていなかったことを考えると,相当行動は変わっていたでしょう。
結果は以下のような形でした。
1 内容面のミスに基礎的なものが多い。
監査役設置会社なのに,違法行為差止請求を重大な損害で処理してましたからね,汗
2 三段論法が曖昧。崩れている部分がいくつもある。
このときはきっちり組み上げたものをあえて崩して使っていたのではなく,そもそも法律家の文章に対しての意識不足でした。
3 一方,応用問題に食らいつく姿勢は見えていました。
かの,和風だしと山菜おこわも何とか処理しようとしていたようです。
4 科目によってどれが特に悪いとか良いとかがない
要はどれもひどかったのです。
これを受けて私が感じたのは,付け焼き刃な修正を加えてもどうにもならない。ということでした。
2回目,3回目に受験してもうまくいかない人の中には,ずっと同じやり方に固執してしまうため,できるものはずっとできるままだし,できないものはずっとできない。それでは点数が上がるはずもないのでまた不合格になる,という例があるとの話を聞いたところでした。
この時から,特に自分のことは信用しないように決めました。私は不合格者,私のやり方は全て間違っている。全てを変えていかなかったら,合格ラインはおぼつかない。そういう気持ちでいました。
塩見さん,井垣さん,乾坤さんとの出会い
そんな時に舞い込んできたのが,お3方との食事・懇親会でした(一度にお会いしたわけではないですが)。
塩見さんとは午前中の時間を使って,どうやれば凡人でも逃げ切るのか教えていただきました。井垣さんとは直接司法試験の話はあまりしませんでしたが,修習生になる身でありながら,法律と共に事業にかける思いが伝わってきました。乾坤さんと話していても,どこにでも気さくで,飛び込んでいく思い切りの良さを感じました。
そこで私が感じたのは,三者三様の中,3人とも合格者なんだということでした。
彼らは,経歴も,性格も能力も異なっているはずです。しかし,知らない人の中に飛び込んでみたり,わざわざ遠いところから出てきてくださったり共通点がありました。そういう性格面だけでなく,受験生として,どこに合格するだけの要素があるのか興味を抱きました。
すなわち,3人の合格者は合格者として,外してはならない要素を3人とも持っていたということになります。私はそれを身につけなければ次の年も合格できないと感じました。これ以降,私は,平均的な合格者について強い興味を抱くことになります。
一方,
1 合格に不可欠な要素があるとすると,他に考えられるのは
2 合格にあると望ましい要素
3 合格にあってもなくても関係ない要素
4 合格には不必要・有害な要素 となります。
3,4は正直短時間で見えてくるものではありませんでした。
しかし,2は見えてくるものだと感じました。もちろん,上述した3人の方々の強みになってそうな部分です。
このように考えたあげく,行き着いた考えは以下のようなものでした。
1 合格に不可欠な要素は何か,平均的な合格者を並べて,共通項を探求する。
もちろんそれを身につけられるよう,自分の意識をその習得に向ける。
2 自分の性格・能力で合格にあると望ましい要素に転換できる部分は何か。
私にも何かしら使える要素はあるはずです。ただ,そのベクトルを合格に向けなければならない。
これ以降の活動は,上記2点に集約されているのかも知れません。
こうして10月の頭は過ぎていきました。
次回は,上記1を模索するところからです。
長文,読んでいただき,誠にありがとうございました。
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