この記事は連載小説みたいなものです。
昨年の不合格時から,次の年の受験まで,順を追って振り返っていきたいと思います。
今日は概略を示します。
9月 不合格発表
合格祝賀会
10月 合格した先輩方のご指摘
塩見さん,井垣さん,乾坤さんとの出会い
先生捜し 無料講義の活用
11月 予備校ゼミへの参加
ダンジさんとの出会い,Twitterゼミへの参加
行政書士試験 合格
12月 予備校ゼミで叩かれる
大学のゼミでもがく
全国模試の直前準備,結果,力不足の認識
1月 予備校ゼミで論文の書き方を模索
実務家ゼミで基本知識不足の認識・・と続きます。
今日は発表から,合格祝賀会までです。
9月
・不合格発表
発表の日,私は場所を知っていたにもかかわらず,法務省には行きませんでした。
それだけ自信がなかったからかも知れません。合格者の名前に私はありませんでした。
何とも申し訳ない家族への報告。親しかった友人が合格したと報告が舞い込んで,
全く生きた心地がしなかった。
その時の記憶は,自己防衛本能なのか,忘却の彼方に追いやられたようなものです。
次の日には,大学の先生方に挨拶に行きました。もうこんな挨拶の仕方は2度としたくないと思いました。
・合格祝賀会
私はあえて合格祝賀会に行きました。もちろん,今年の合格者にどうやって合格したかを伺うためです。先生方に,君何しに来たの?といわれるかも知れない。そういう恐怖はありました。
しかし,そんな見た目はどうでもよかったのです。自分が生きなければならない。合格しなければ社会的に抹殺されてしまう。そんなことは決して容認できませんでした。
私は2つのことを考えていました。
1 合格の秘訣を最新の合格者から聞き出してやる(ほとんどは知り合いでした)。
2 今年の合格者を精一杯祝福する。そうして祝福されない自分に,わざと悔しさを植え付ける。
1について
発表後,どんな行動を起こしてでも,自分の合格につながる行動をするしかないと思いました。3回目受験はあり得ないと思っていたのです。2回目にどうしても決めなければならない。ならばできることは何でもやる。この頃から,今年の受験後は何も考えられない,背水の陣で臨もうという覚悟はできていました。
ここでよく聞いたのは,法的三段論法の徹底や,基本の重視の姿勢などでした。
2について
祝賀会に行けば,どうしても悔しい気持ちで泣きたくなることはわかっていました。
合格者には一緒に缶詰めになって論文を作りあった,大の親友もいました。
私がずっと目標としてきた,友人もいました。
自分が合格せず,彼らの祝福をしなければならないのは,彼らと同時に合格できなかった現実を受け容れることになります。悔しかった。悲しかった。それでも受け容れざるを得なかった。
もう,その時点で変わらないことに目を背けてはいけないと思うのです。
いまから変えていけることに力を集中しなければ,未来は開けてきませんよね。
祝賀会の前後,これらの友人にはお酒などプレゼントを贈っています。
今年は私にいろいろ教えてくださいね,という,合格者としての意見を聞かせて欲しいという気持ち。自分は絶対来年合格してやるから,その時はお祝いしてね,悔しさをにじませた祝福の気持ち。様々な思いがまじってのプレゼントでした。
祝賀会はずっとウーロン茶で通していました。自分に対する,反省の気持ちでした。
いまでもウーロン茶を飲むと,その時の味な気がします。その時のことを思い出します。
感情の力ってすごいですね。味から,その場面を思い出し,感情がわき上がってくることあります。
こうして祝賀会は終わりました。この続きは次回。。
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