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2013年8月19日月曜日

基本書の変遷(憲法)

要望があったので(たいしてやっていないので恐縮ながら)憲法で使用してきた基本書の変遷を書きます。

簡易的には以下になります。
1 シケタイ憲法

2 芦部憲法(第4版)

3 憲法(渋谷)(初版)
 (立憲主義(高橋)(第2版)は一通り読みましたが,高度だったのでやめておきました)
 (四人組は辞書だったので,学説対立における理由付けの確認くらいにしか使ってません)
4 アルマ憲法(第4版)
 (憲法講義(赤坂)は,人権分野でちょっと迷ったときに辞書のように使っていました)


詳しく書くと以下のようになります(これ以上はありません(笑))

1 シケタイ憲法
法律を学び始めた頃に全体像を捉えようとして使っていました。
しかし,学説の対立とか,初学者には激しすぎ,分量も多くて途中で挫折していました。

2 芦部憲法(第4版)
大学でも,予備校でも使っていました。読み込んでいるので,未だに戻って参照することは多いです。
何気ないことがきっちり書かれていることもあるので,侮れない本です。

3 憲法(渋谷)
大学で使うことがありました。ひとつひとつの記述は丁寧です。
学説の対立もわかりやすく,注まで含めるとかなりの分量です。
しかし,憲法にそこまで時間をかけるわけにもいかず,全体を読むことはできませんでした。

4 アルマ憲法(第4版)
問題意識を含め,私の憲法の土台はこの本から得てきた気がします。
図表なども入っておりわかりやすいです。

憲法は知識の積み重ねというより発想なのかも知れません。
あまりキチンと勉強はできていなかったのですが,点数は悪くなかった。
人の権利を守りたくてこの業界に入っていますからね。
自分で考えることを大切にしたいものです。

なお,「作法」とか,「急所」についてはまたどこかで改めて。結論から言うとあえて特に使ってません。

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