冒頭に書きますが,別に私はキンコーズの回し者ではありません(笑)
単にキンコーズでお世話になって分冊六法を作ったものですから,そのときのやり方を書くまでのことです。
注意点の概要は以下の通りです。
1 使用六法について:何も書き込んでいない状態の六法を分冊する。
2 背断裁願いの仕方:「再製本するので,浅めに断裁してください」と告げる。
3 製本方法について:くるみ製本が最も深く開けるため,分冊六法には最適。
4 表紙の紙について:強度を求めるため,レザックが最適。
5 分冊の作り方厚さ:くるみ製本の特性だが,厚さは2.5センチに抑える。
注意点の詳細は以下の通りです。
1 使用六法について:何も書き込んでいない状態の六法を分冊する。
いろいろ書き込んだ六法を製本するのはおすすめしません。なぜなら,断裁と製本にも失敗のリスクがあるからです。
もし,失敗をしてしまうと,失われるのは六法という本であるばかりか,書き込みをしてきた時間と,場合によっては書き込みの内容そのものが読めなくなって失われてしまうかも知れません。
私は(最終的に)平成24年度の六法をばらしていますが,新品の六法を断裁・再製本しました。
なお,新品の本を断裁・再製本した場合は,本を最初に開くときが肝心です。それもいずれ書きますね☆
2 背断裁願いの仕方:「再製本するので,浅めに断裁してください」と告げる。
背断裁をする際に最も注意すべき部分はここです。本を浅めに断裁できるか否かで,再製本のときに本を開ききった際に奥まで見られるかどうか(専門用語で「のど」と言います。以下「のど」と表記します)が変わります。
のどの綴じ代を広く確保するためにも,ぜひ浅めに断裁してもらえるようにお願いしましょう。
3 製本方法について:くるみ製本が最も深く開けるため,分冊六法には最適。
キンコーズには製本方法がいくつかあります。
どれもお値段はそう変わらないのですが,開いたときに,のどをどこまで見ることができるか大きく変わります。ここは迷わずくるみ製本しかありません!
4 表紙の紙について:強度を求めるため,レザックが最適。
くるみ製本の際は表紙の紙を選ぶ必要があります。
六法は何度も開いたり閉じたりして使うものですから,強度が求められます。
ここはレザックを選択しましょう。
(レザックとは,革みたいな,という意味で,厚手の紙に凹凸の加工がした特殊紙です)
色については,科目ごとに替えておいた方が,区別がつけやすくておすすめです。
別の記事に書いていましたが,私は,以下の色にしていました。
公法系:緑
民法系:クリーム色
商法系:赤
刑事系:青
なお,表紙のコピーなどはお好みで。頼めばやってくれます。
5 分冊の作り方基本:くるみ製本の特性だが,厚さは2.5センチに抑える。
くるみ製本の際は,厚さに制限があります。
2.5センチという厚さは,なかなか悩ましいものです。
こればかりは分冊を組んでいただければ,やりくりが大変だということに気づくはずです。
なお,各系統に私がどんな法令を綴じていったかは,以前に書いた各記事をご覧ください。(刑事系は今度書きます。)
では今日も1日がんばりましょう!
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