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2013年10月9日水曜日

自己PRの作り方(その2)


不定期更新でスミマセン,背水です。
今日は,下記の部分について詳しく書きます。
(以下,文章全体の長さは,通常の400文字を想定して書きます)

>序論は,仮に設定する。
>本論は,最終的にまとめ上げるための1.5倍の分量を使っていいから具体的に書く。
>結論は,テンプレでも構わない。



>序論は,仮に設定する。

・序論
序論は以前にも書きましたが,自分自身を抽象的な概念などで短くいいきる部分です。
この部分の役割は,その後に続く文章の全体的な流れを明らかにすると共に,
どんな展開になるんだろう,と読み手をわくわくさせ,先に進んでもらう役割を
持っています。

そこで,やってはいけない例をいくつか並べてみることにします。
(以前に挙げた,「倍返し」とか「じぇじぇじぇ」以外で)

・やってはいけない例1 長文
まずいけないのは,本論がいらないだろうと思わせるくらい,長い説明です。

 「私は中高と陸上部に所属し,大学時代も体育会で自らを磨いてきました。
  体力には自信がありますし,上下関係も厳しいところで鍛えられてきましたので
  精神的にも周囲に引けを取ることはありません。困難な課題にも打ち勝ち,
  自ら道を切り開くことができる人間です」

文章の内容はともかく,これでは長すぎですよね。
経緯が多すぎるのです。単に
「私は,困難な課題にも打ち勝ち,自ら道を切り開くことができる人間です」
くらいならば問題ないでしょう。

・やってはいけない例2 アピール要素が多すぎる
次にいけないのは,本論で回収できないくらいの概念をちりばめてしまうことです。

 「私は統率力があります。明るく朗らかで,周囲の人を明るくします。しかも
  気配りのできる人間です。仲間を気遣いながら,臨機応変に予期せぬ事態
  にも柔軟に対応する力を備えています」

この文章で,PRポイントとしてあげている概念は,統率力,明るい(朗らか),
気配りができる,柔軟な対応力あたりです。

こんなにたくさん書かれてしまうと,本論で事実を挙げることはできなくなって
伏線を回収することが不可能になってしまいます。しかも,たくさんの概念が
あるため,本当に言いたいのはどれなのか相手に伝わりにくくなってしまいます。
せめて,最も言いたいのがどれなのか,わかるように伝えることが必要では
ないかと思います。

序論は,可能ならば1行ですませるくらいのつもりで。無理でも2行くらいに
まとめられるように工夫するといいと思います。


>本論は,最終的にまとめ上げるための1.5倍の分量を使っていいから具体的に書く。
本論は,序論で掲げた概念を実際に表すエピソードを出す部分です。

法クラの皆様にとっては,序論が主張で,本論が立証のようなものだと言えば,
近いかも知れません。

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