前回の続きからです。
>本論は,最終的にまとめ上げるための1.5倍の分量を使っていいから具体的に書く。
本論は,序論で掲げた概念を実際に表すエピソードを出す部分です。
法クラの皆様にとっては,序論が主張で,本論が立証のようなものだと言えば,
近いかも知れません。
・エピソード選定の基準
エピソードの選定は非常に重要です。
どんなものが向いているか,ひと言で話すのは非常に困難です。
しかし,イメージすればいい格好の材料はあります。
それは,ストーリー展開がおもしろい(というよりわかりやすい),
いわば,一昔前にNHKで放映されていた,プロジェクトXのようなものを
思い浮かべれば良いと思います。(最近だと半沢直樹でもいい気もしますがw)
・プロジェクトXの特徴だったもの
あの番組は,大体が危機を乗り越えるために,主人公が普通の人は考えつかないような
工夫を施すことでなんとか危機を乗り越え,プロジェクトを完遂したという話です。
具体例としては,
伊勢湾台風が来て,死者行方不明者5000人,人命を救うために遥か太平洋を見渡す
ことができる,富士山レーダーを作ろうとか,
戦後,簡裁の電力事情がひどくて,毎日停電に悩まされていたから,黒部川の上流の
山奥に黒四ダムを作ろうとか,そういう話が並びます。
・これらをストーリー的に抽象化すると
多数の人命や国全体の産業の停止のような,放置が許されない危機的な事態の存在
↓
危機的な事態を乗り越えるために,一応は効果的なプロジェクトが立案される。
↓
しかし,そのプロジェクトの実現は現実離れしていて,その実行には多くの困難が伴う。
(時間的,予算的,労力的なリソースの不足,周囲の反対など)
↓
主人公は,独自の工夫を持って,プロジェクトのネックとされていた部分を乗り越え,
プロジェクトを成功に導く。
↓
(実は主人公は人一倍そのプロジェクトにかける思いがあって,それを最後に語る)
このような形になります。
・プロジェクトXから,就活のエピソードに転用できるもの
プロジェクトXは非常に大きな事業について語られていました。
そんな事業を学生が抱えていないのは当たり前です。求められるのは事業の大きさ
ではありません。例は身近なもので構わないのです。
たとえば,文化祭の運営で困っていた,サークルの運営で困っていたなどでも十分です。
できるだけ社会的な話が絡む方が好ましいとは思いますが(なかなか痩せられなくて
困っていたとかは,自分自身の問題に終始してしまうため),何もない場合は
それでも構わないでしょう。
危機的な状況が強ければ強いほど,後からの困難を乗り越えた度合いは強くなります。
逆に言えば,この危機の設定を怠らないようにしてください。そうしないと
その後のPRは効果が半減します。
先ほどの例で,もし,日本に台風が来ない海洋国家でなかったならば,遥か沖合
800キロを見渡すことができるレーダーなど必要なかったのでしょう。
もしそうであれば,「何,不必要なものを作っているの?」と言われかねません。
PR以前に,PRしなければならないことをする動機,背景が重要だと思います。
また時間切れになってしまいました。
すみません,またこの続きは後ほど・・。
・エピソード選定の基準
エピソードの選定は非常に重要です。
どんなものが向いているか,ひと言で話すのは非常に困難です。
しかし,イメージすればいい格好の材料はあります。
それは,ストーリー展開がおもしろい(というよりわかりやすい),
いわば,一昔前にNHKで放映されていた,プロジェクトXのようなものを
思い浮かべれば良いと思います。(最近だと半沢直樹でもいい気もしますがw)
・プロジェクトXの特徴だったもの
あの番組は,大体が危機を乗り越えるために,主人公が普通の人は考えつかないような
工夫を施すことでなんとか危機を乗り越え,プロジェクトを完遂したという話です。
具体例としては,
伊勢湾台風が来て,死者行方不明者5000人,人命を救うために遥か太平洋を見渡す
ことができる,富士山レーダーを作ろうとか,
戦後,簡裁の電力事情がひどくて,毎日停電に悩まされていたから,黒部川の上流の
山奥に黒四ダムを作ろうとか,そういう話が並びます。
・これらをストーリー的に抽象化すると
多数の人命や国全体の産業の停止のような,放置が許されない危機的な事態の存在
↓
危機的な事態を乗り越えるために,一応は効果的なプロジェクトが立案される。
↓
しかし,そのプロジェクトの実現は現実離れしていて,その実行には多くの困難が伴う。
(時間的,予算的,労力的なリソースの不足,周囲の反対など)
↓
主人公は,独自の工夫を持って,プロジェクトのネックとされていた部分を乗り越え,
プロジェクトを成功に導く。
↓
(実は主人公は人一倍そのプロジェクトにかける思いがあって,それを最後に語る)
このような形になります。
・プロジェクトXから,就活のエピソードに転用できるもの
プロジェクトXは非常に大きな事業について語られていました。
そんな事業を学生が抱えていないのは当たり前です。求められるのは事業の大きさ
ではありません。例は身近なもので構わないのです。
たとえば,文化祭の運営で困っていた,サークルの運営で困っていたなどでも十分です。
できるだけ社会的な話が絡む方が好ましいとは思いますが(なかなか痩せられなくて
困っていたとかは,自分自身の問題に終始してしまうため),何もない場合は
それでも構わないでしょう。
危機的な状況が強ければ強いほど,後からの困難を乗り越えた度合いは強くなります。
逆に言えば,この危機の設定を怠らないようにしてください。そうしないと
その後のPRは効果が半減します。
先ほどの例で,もし,日本に台風が来ない海洋国家でなかったならば,遥か沖合
800キロを見渡すことができるレーダーなど必要なかったのでしょう。
もしそうであれば,「何,不必要なものを作っているの?」と言われかねません。
PR以前に,PRしなければならないことをする動機,背景が重要だと思います。
また時間切れになってしまいました。
すみません,またこの続きは後ほど・・。
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