なお,この記事は,法クラの皆様だけでなく,普通に学部生の就活にも使える物になっていますから,どうぞご活用ください。
以前の記事からの詳細版です。
今回は以下のテーマを扱います。
テーマの設定(以下,序論)・エピソード(以下,本論)の想起
↓
字数の確認,序論,本論,結論の字数割り振り
1 テーマの設定(以下,序論)・エピソード(以下,本論)の想起
・テーマの設定(以下,序論)
人に自分をアピールするとき,私はこういうことができる人間です,こういうことが好きな人間ですと,能力や性格をアピールするものだと思います。
その際は,抽象的な言い方(例えば,統率力があるとか,細かな作業が得意など)でも構いませんし,キャッチフレーズをつけたり,何か物にたとえてみる(最近の例でいえば,携帯の予備バッテリー,ノイズキャンセリングイヤホンとか。以前聞いたことがある例では,圧力釜とか)のでも構いません。
(あまりにはやっている言葉は,やめておいた方が無難です。今だったら「倍返し」とか「じぇじぇじぇ」とか。周囲と同じことをやってしまっては自分だけ抜きん出ることはできませんから。)
・エピソード(以下,本論)の想起
次に,その概念やたとえを表すことのできるエピソードを考えます。ここを具体的に挙げられるかどうかは,自己PRにおいて最も重要な部分です。この場面は自己PRを読んでいる採点官や,面接官にその情景が思い浮かぶようにリアルに描く必要があります。
そこで,このエピソードは,自分の印象に強烈に残っていて,忘れようとも忘れられない出来事を挙げるのが望ましいといえます。
後述しますが,人によって印象に残っている出来事は大きく異なっているものです。同じ事実であっても,角度は違って捉えられるものです。
事実だけではなく,どんな点が苦労したと感じたのか,自分がどんな行動をしてそれを解決したのか,最終的にどんな点から達成感を得たのかを考えてみると良いと思います。
2 字数の確認,序論,本論,結論の字数割り振り
・字数の確認
次は字数の確認です。全体にどれくらいの字数を割り振れるかを念頭に置いた上で,各パーツを仕上げていくイメージです。自己PRで最も多いのは400字程度だと思います。
40字で10行,35字で12行程度でしょうか。
・序論,本論,結論の字数割り振り
これがわかったら,序論,本論,結論の各部分の字数を割り振ります。
ここで説明をします。序論,本論,結論とは以下のような内容になります。
序論:自己について抽象的にPRポイントを結論出しする部分
本論:序論で出したポイントに関連する事実,エピソードを具体的に出す部分
結論:エピソードで得た成果を仕事に役立てたいと結ぶ部分
私の感覚では,序論:本論:結論は2:5:3が基本だと思います。
少なくとも,本論をこれ以上減らすべきではありません。
あと,400字でPRしたいポイントをいくつも述べる例も見受けられますが,それは逆効果であることが多いです。600字や800字であればまだしも,1つのことに絞って記載した方が効果的なPRができると思います(エピソードが薄くなってしまうのは避けるべき)。
では今日はこの辺で・・。また続きも書きます。
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